2015年6月30日火曜日

Swiftcam M3s 現る!

いいなぁと思っていたら、目の前に現れました。神様ありがとう ^^;


安心の日本語マニュアル付きです。とても分かりやすく記載されています。

大きさ比べ。Swiftcam M3と比較すると結構大きくなりました。重くはなりましたが、電池の部分とのバランスが丁度良く安心して持てます。

専用充電器。IMR 18350 3.7V 900mAh 3本仲良く充電できます。マニュアルによると充電3時間、使用時間1.5時間だそうです。時間がかかるので予備バッテリの購入をお勧めします。

Feiyu Tech FY-G3Ultra も似た電池を使っていますが、こちらは16340。少し胴回りが細く長さも短くなっています。容量は1800mAhとありますが、この大きさの違いはなんなんでしょぅか?

お約束の中身拝見。専用基板ですごくシンプルです。


 iPhoneにも専用アプリがありました。今後スマホアプリの機能追加で色々なことが出来るようなので楽しみです。マニュアルにある自動バランス調整ってどうやるのかな、Android版も使ってみたけど見つからない。今後に期待ですかね。
 早速ファームが更新されていました。PIDは全体的に硬めで、固定方法が悪いとプルプルするときがあります。全体的な可動範囲はM3sに負けてるかも。M3も精進せねば。M3の時もそうですが、実際に撮影すると設定の甘さが見えてくるので試してみたいと思います。

2015年6月28日日曜日

祝 Swiftcam M3s 日本発売開始

あのSwiftcam M3sが日本で発売開始されました。4月1日から発売されていたのに、自分のアンテナの低さを痛感。

主な改善点は
 ・スマホマウンタがセンターホールド化し、Pitch軸のバランスが改善した。
 ・Roll軸バランス用に専用の重りが付いた。(大型スマホ対策)
 ・Yaw軸がスリップリング対応し、360°回転に対応した。

主な新機能は
 ・ボタン付きジョイスティックが追加された。
 ・スマホアプリによる自動バランシングが出来るらしい。

ハードの進化により、動作もかなり良くなっています。

使っていて一番気になるキャリブレーションですが、パソコンが無くても出来るのは嬉しいですね。

電池は専用バッテリから汎用電池3本に変更されています。ラジコン用の方が充電時間が短いので好みが分かれるところです。


公式ページには二つの購入方法が案内されていて

BONSAI GARAGE の LINE MALL
  本体セット 44,820円(税込)

HATCHのGMOストア
  本体セット 39,800円(税抜) → 42,984円(税込)
  予備電池   2,000円(税抜) → 2,160円(税込)

どちらも送料無料なので、HATCHで買えば同じ価格で予備電池までそろってしまいます。

このPVを見ると欲しくなりますね。

2015年6月14日日曜日

SwiftCam-M3 iPhone5Sでのバランス見直し & Alexmosパラメータ変更

PIDパラメーターで色々探ってみましたが、根本的にモーターが弱いのでバランスをしっかり取った方が良いという結論に達しました。

ノーマル状態。iPhone5sを保護ケースに入れているので少し幅広となっています。それでも左に寄っているため、バランスが良くありません。

3mmのプラスティック板を用意します。

左側に挟むと良い感じに中央に収まります。

この状態で設定したパラメーターがこちら。
撮影シーンによって許容する振動が異なりますが、スマホ用ジンバルはそもそも振動に弱いので設定範囲は狭いです。
撮影していく中で水平が狂ってきます。32bit版はそれでも補正しようと頑張ってくれるので助かります。ジンバルはAccelerometerとGyroscopeの状態を見ながら制御しているのですが、カメラワークの違いで向き不向きがあります。自分の場合はGyro trust. を100から60にし、Accelerometer優先にしています。

設定後の確認動画がこちら

2015年6月5日金曜日

SwiftCam-M3をアップグレードしてみた PID設定編

前回の「SwiftCam-M3をアップグレードしてみた IMU設定、Firmware更新編」に続き、PID設定編です。

基本はalexmos 8bitと同じでしょうから、「初期設定値」を参考に詰めていきたいと思います。

ところがなんかしっくり来ません。全体的にトルクが弱い感じ。調整するほどに変な動きになり、収集が付かなくなりました。

 ここで、ワンポイントテクニック!

 ・3軸ジンバルだからといって同時に調整する必要はありません。1軸毎に調整しよう。

 モーター出力設定で選択し調整すれば、どのくらいパワーを入れればいいかの目安値を見つけることが出来ます。その後、相互につめていけばいいのです。

 ちなみにモーターの配線を間違えてもここで修正出来ます。自分もROLLとYAWの配線を間違えており、ここで出力先を修正しています。一説によると基板表記のミスプリントもあるらしいのですが、今となっては真相は闇の中です。

 設定していく中で感じたのは、iPhone5sだとPitch軸からずれてしまうため強いトルクが必要になります。

Galaxy3ならPitch軸が合っているので、少ないトルクで安定します。

専用の金具を作るのはめんどうなので、今回はパワーで押し切ります。だって今までもこれで使ってきたのですから何とかなるはずです。

ということで、試行錯誤して出来上がったのがこちらです。

パラメーターはこんな感じ





2015年6月1日月曜日

SwiftCam-M3をアップグレードしてみた IMU設定、Firmware更新編

前回の「SwiftCam-M3をアップグレードしてみた 基板搭載編」に続き、IMU設定編です。

SimpleBGC 32-bit Tinyの初期設定を行います。

SimpleBGC GUIにつないで確認したところ、FirmwareはV2.43b9でした。最新版はV2.50b2なのですが、特に新しい物が良いわけではないのでそのまま使います。

 組立て後、再度パソコンに繋いで確認するとなにか変です。答えはすぐに分かりました。IMUが本体ではなく、外付けIMUで動作しています。

 初期設定では、カメラIMUのみでフレームIMUが無効になっているので、それかなと思い有効にしたところ。両方のIMUを認識したのですが、本体IMUがフレームIMUとして認識されているではないですか!!

動作状況をまとめると

 ・本体のみ
    ・本体IMU カメラIMU

 ・2ndIMU接続後
    ・本体IMU フレームIMU
    ・2ndIMU  カメラIMU

メーカーに確認したところ、

 メインとフレームIMUの入れ替えはファームウェア2.50以降でサポートされました。
アップデートすると、"Swap frame and main sensors"項目がでてきますのでこちらにチェックを入れることで反対に使えます。2ndIMUのADDRジャンパはTiny用オンボード、メイン、フレームとそれぞれ違うIDが振られていますので切断する必要ありません。


ということで、急遽Firmwareの更新をすることになりました。

通常の32bitでもさんざん行っていますので朝飯前の予定でした。

ところが世の中そんなに甘くありません。更新ボタンを押すと、
「FLASHジャンパーを閉じてから作業を続けろ」

と出ます。今までにない作業です。かなり狼狽えています。既にフラッシュジャンパは撤去しているので今更そんなこと言われても困ります。

しかたないので、臨時ジャンパを取付けて再チャレンジ。

先ほどの「FLASHジャンパー」の作業の続きに入ります。そうです、ROM更新です。ドキドキしながらOKを押すと。またエラー
DFUモードのデバイスが見つからないよ

メーカー曰く、

TinyのアップデートにはDFUドライバーが必要です。Windowsに標準でインストールされているドライバは対応されていませんのでいかのようにDFUドライバーをインストールして下さい。

Windows:
• Zadigをダウンロード http://zadig.akeo.ie/
• Zadigを実行. “Device"メニュー から"Load preset device..”を選ぶ。


• SimpleBGC_GUIアプリ内の/conf/SimpleBGC 32bit board.cfg”を選択。
• WinUSBをインストール 

動作確認
  ・“FLASH”ジャンパーを閉じてUSBに接続(必ず接続前にジャンパーを閉じること)
  ・ Windowsが "SimpleBGC 32bit board"として新しいデバイスを認識することを確認
 自分の場合はメーカーからSTM32ボード用のドライバをダウンロードし、WindowsXP更新してしまいました。将来的にはWindows7で行わなければならないので、次回はこの方法を試そうと思います。

 やっとの思いで、ソフト更新に成功したのですが、Ver2.50b2にしても上手くSwapできない・・・・なぜだ。2ndIMUのジャンパカットしているせいか?

センサーを外すのが面倒なので、禁断のVer2.50b4を試してみる。

 おぉぉ、ちゃんと認識している!

IMUの認識が正常に終わったので、取付け向きの設定をします。

 ・Basicタブ-Sensorにて、CameraIMU かFrameIMUを選択しAUTOボタンを押すだけ。後はGUIの指示に従うだけで簡単に設定できます。

 自分の場合は、
   CameraIMU TOP:Y、RIGHT:X
   FrameIMU  TOP:Y、RIGHT:-Z
となりました。

 IMUキャリブレーションは、同じ場所のIMU Calibration Helperで出来ます。
サイコロを転がすように、前後左右に6面、CameraとFrameで同様に行います。

メイン画面に戻って、ジンバルの動作とセンサーの動きが合っていれば完了です。

SwiftCam-M3をアップグレードしてみた 基板搭載編

前回の「SwiftCam-M3をアップグレードしてみた 準備編」で発注したBaseCam SimpleBGC 32-bit Tiny 3-axis kit が届きました。外付けIMUもちゃんと入っています。

Tinyの基板は小さいのですが、ヘッダーピンが大きく、このままではジンバルに入りません。

ヘッダーピンを撤去したのがこちら。絶縁用にテープを貼ってみました。

以前の8bit版。

メンテ用のマイクロUSBコネクタが変な方向を向いているので、ケースを加工します。


モーターコネクタも同じなら良かったのですが、形状が異なります。今回は一本づつ繋げていきたいと思います。モーター3本×3本、電源2本、IMU 4本 計15本となります。

グリップ部に隙間があったので、ここに2nd IMUを搭載します。