2015年1月11日日曜日

DJI 9443 と DJI 9450 プロペラ システムについて考えてみた

新しいPhantomではDJI 9450システムを採用しているようで、1ローターあたり200gペイロードが増加しているそうです。とても気になるので色々調べてみました。

こちらがDJI 9450システムです。一式25,400円とお安くはありません。

DJI Phantom 2 PART12 2312 Motor(CW、CCW)
DJI Phantom 2 9450 Self-tightening Propellers
DJI Phantom 2 ESC V2


飛行最大重量 300g×4 = 1,200g → 変わらず
最大加重    600g×4 = 2,400g → 800g×4 = 3,200g
KV値       920rpm/KV     → 960rpm/KV

となっています。過去に調べた「DJI 9443 特性試験成績表」とも合っているので、新システムなら本当に3,200g出そうな感じで。
ただ、飛行最大重量は1,200g据置なので瞬間的なパワーアップのためと割り切った方が良さそうです。しかし、DJI1038と2212 Motorとの組み合わせでも3,000gなのでこのモーターかなりのハイパワーなんでしょぅね。羽根が接触したときの破壊力も上がりますので、今まで以上に飛行には注意が必要となります。

Phantom2では機体重量の問題で降下速度が制限されていますが、これでPhantom1同様の4m/sに戻ってくれると嬉しいですね。

モーターの形状はT-Motorのやつに似ていますが、巻き線の太さが半端ありません。モーターを交換する場合はESCも同時に変更しなければならないようです。


DJI 2312 Motorの仕様は
 KV: 960kv
 Stator Diameter: 23.0 mm
 Stator Thickness: 12.0 mm
 No. of Stator Arms: 12
 Magnet Poles: 14
 No-Load Current (Io/10V): 0.45 Amps
 Motor Resistance (Rm): 0.117 Ohms
 Max Continuous Current: 14 Amps
 Max Continuous Power: 220 Watts
 Weight: 60 Grams
 Outside Diameter: 27.7 mm
 Body Length: 26 mm
 Max Lipo Cell: 2-4s

歴代PhantomのESC容量は
 Phantom1     18A
 Phantom2 Vision ESC V1.0 20A
 Phantom2 Vision ESC V2.0 20A
であり、そんなに変化はありませんが、このモーターは巻き線が太く抵抗値が低いのでなんらかのソフト制御をしないとアンプが燃えてしまうのかもしれません。

DJI Phantom 2 9450 Self-tightening PropellersのテストはYoutubeにテスト動画があったので紹介します。
ピッチが深くなったことによりペイロードは増えましたが、システム全体としての効率は落ちているようで、飛行時間は短くなっています。プロペラだけ交換する場合はどちらを優先させるかで判断が必要のようです。

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