サンプルとして、5.8GHz 200mWで計算してみたいと思います。
自由空間基本伝搬損失は引き続きこちらのページで計算。
・メーカー値を元に一般的なアンテナで組み合わせた場合
送信電力(dBm) | 23 | |
送信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | |
受信アンテナ絶対利得(dBi) | 5 | |
自由空間基本伝搬損失(dB) | -101.69 | 500m空間損失 |
ケーブル損失(dB) | -2 | |
受信電力(dBm) | -72.69 |
・実際に安定して使えるとされる距離は200mなので、その他損失を8dBと仮定します。
送信電力(dBm) | 23 | ||
送信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | ||
受信アンテナ絶対利得(dBi) | 5 | 200m空間損失 | |
自由空間基本伝搬損失(dB) | -101.69 | -93.73 | -7.96 |
その他損失 | -8 | ||
ケーブル損失(dB) | -2 | 差分 | |
受信電力(dBm) | -80.69 | 8.00 |
・受信アンテナを指向性アンテナ11dBに変えた場合は、これも大体あっているかな。
送信電力(dBm) | 23 | ||
送信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | ||
受信アンテナ絶対利得(dBi) | 11 | 400m空間損失 | |
自由空間基本伝搬損失(dB) | -101.69 | -99.75 | -1.94 |
その他損失 | -8 | ||
ケーブル損失(dB) | -2 | 差分 | |
受信電力(dBm) | -74.69 | 2.00 |
・送信機を200mWから500mWに交換すると
送信電力(dBm) | 27 | |
送信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | |
受信アンテナ絶対利得(dBi) | 11 | |
自由空間基本伝搬損失(dB) | -103.69 | 630m空間損失 |
その他損失 | -8 | |
ケーブル損失(dB) | -2 | 差分 |
受信電力(dBm) | -72.69 | 0 |
このくらいまで使えると嬉しい。
ちなみに、DJI Lightbridge同様に1700m飛ばすためには3630mW必要になってしまいます。orz
DJI 5.8G VideoLink [AVL58] 630mW でも同様に計算してみると、
送信電力(dBm) | 28 | |
送信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | |
受信アンテナ絶対利得(dBi) | 3 | |
自由空間基本伝搬損失(dB) | -109.29 | 1200m空間損失 |
その他損失 | -8 | |
ケーブル損失(dB) | -2 | |
受信電力(dBm) | -85.29 |
W数はたいしたことがないですが、DJIとしては受信機が高性能で、-90dBmの感度があるから大丈夫と言っています。各メーカーでそんなに差があるとは思えないので、指向性アンテナとか使っても700mくらいだと思うのですが、使われている方がおられましたら情報お待ちしております。
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