賛否の分かれる9443折りたたみペラですが、購入目的がそもそも人それぞれなのでメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
・折ペラなので収納時に小さくまとめることが出来る、特に3枚ペラは場所をとるので助かる。
・そこそこの精度があるため、組立てるだけでバランスのとれたプロペラに仕上げることが出来る。(ゲージで羽根の位置を調整する必要あり)
・3枚ペラを使えば、拡張マウンタなしにDJI1038相当のペイロードが得られる。
・折ペラなので見た目がカッコいい。
デメリット
・羽が固定されていないので、ずれることで振動が発生する。
・構造が複雑なため、メンテナンスが大変。墜落の可能性が高まる。
・重量が増加する。DJI 9443→2枚で5g増(10→15g)、DJI 1038→3枚で8g(15→23g)
・慣性モーメントが大きいので、反応が少し遅れる。ゲイン調整で、ある程度カバー可能。
・3枚ペラでは、トルク不足により高速降下時(1,540g)の停止に時間がかかる。1,400gであれば問題ないと考えられる。
総論
15インチクラスの折ペラでは、比較的緩い状態で使用し自重でセンタリングを出すようです。しかし、9443折ペラは比較的軽いためモーター駆動に羽根が負けてしまい制御が甘くなります。9443折ペラを自重センタリングによる振動防止目的で購入された場合には残念な結果となってしまいます。
実は、自分のPhantomでは緩い状態でもそこそこ飛ぶことが可能です。理由としては
・自重が1,540gとPhantomとしては規格外に重い機体であり、飛ぶためには高回転で羽根を回す必要があること。このため遠心力が十分働いていると考えられます。
・カツカツにゲイン調整しているので、多少レスポンスが甘くても飛行できる範囲内で収まっている。
本来の折ペラの使用方法とは外れてしまうかもしれませんが、9443折ペラはしっかり固定して(羽根先端耐荷重200g程度)使いましょう。また、3枚を使う場合は、ゲイン調整をお忘れ無く。
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